あなたをずっと忘れない…

供養とは、

思い出してあげること
そして、ずっと忘れないでいてあげること

菩提苑では、ご家庭や菩提寺、お墓だけでなく、
重ねて供養を行なう重複(ちょうふく) 追善供養を行なっています。
お仏壇やお墓をお持ちの方も、供養の仕方が分からないという方も、
全ての方に開かれたご供養の施設、それが菩提苑です。

菩提苑誕生物語

2006年8月11日の夏真っ盛り
あるおばあちゃんが、たった一人でおじいちゃんをお見送りになられました。
お葬儀も初七日法要も終わり、二七日以降の法要のご相談をさせていただいている時、 「私がいなくなったら、誰もおじいちゃんの供養をしてあげる人がいない…」
…ぽつりとつぶやかれました。

また、おじいちゃんに先立たれ老人ホームにご入居中のAさんも、
「私には誰一人身よりがいません。」
「だから、私を見送ってくださる人も、供養をしてくれる人も誰もいないんです…」
…担当のヘルパーさんに寂しそうに打ち明けられました。

改めて周りをみると、
兄妹や子供に恵まれず、家系が途絶えてしまう…
再婚して、前妻前夫の供養ができない…
入院や施設入居で満足な供養ができない…
水子など、供養をしたいが表立った供養ができない…
供養の大切さはわかっているが、忙しさにかまけ、命日さえ忘れてしまう…
身近にも、そんな方がたくさんいらっしゃることがわかりました。

「どうすれば供養する方もされる方も幸せになれるのだろう…」
私たちは、みんなで一生懸命考えました。
その思いを知った有志や寺院からご協力のお申し出もたくさん頂きました。

そして、2007年の釈迦生誕の4月8日
仏教の全宗派に通ずる釈迦三尊をお祭りし、供養施設菩提苑を開苑いたしました。
今では、お預かりする御霊も、ご来苑の方も日増しに増えてまいりました。
ご両親を始め、ご先祖の大切さを思い起こし、祖霊の輪廻転生の時まで手を合わせ続ける…
それが、今を生きる私たちの役目ではないでしょうか。
供養する人が誰もいない方は勿論、満足な供養ができているか不安な方も。

私たちにお手伝いさせて下さい。
誰もが、必ず旅立ちのときを迎えます。

母のこと。
母の母のこと…

…私を背負ってお医者さんまで夜道を走ってくれた母。
…破れた靴下を嫌がる私に、何度も何度も謝りながら寝ないで繕ってくれた母。
…私に先に食事をさせて、自分は残り物で我慢していた母。
日本中のどこででも、私たちはこんな光景に出会っていたはずでした。
その母も、更にその母の母も、そんな思いをしながら今の私にまで命をつないでくださいました。

私たちは誰しも、わずか十代さかのぼるだけで2046人のご先祖がいらっしゃいます。ご先祖の誰一人が欠けても、今の自分は在りません。
そのことに改めて思いをはせてみませんか。
そして、私たちが思う本当の供養は…
先ずは、ご先祖様を思い出すこと
子や孫に、ご先祖に対する感謝の心の大切さを伝えること
そして、一瞬でも長く忘れないでいてあげること

そんなあなたの背中を見て、子や孫も次の世代に優しい心を伝えていくに違いありません。あなたにも、そして私にも、ご先祖と子孫の絆をつなぐ大切な役割があります。